AWS Summit Tokyo 2016で4Kライブ配信していました! #AWSSummit
はじめに
清水です。AWS Summit Tokyo 2016、みなさま参加されていますでしょうか。 私は本日Day2から参加です。会場には余裕をもって到着したつもりが、キーノート開始前にふらふらしていたら、人数制限でキーノート会場に入れませんでした。。
キーノートは展示会場奥のスクリーンでもサテライト上映していたのですが、他にもなんと!4Kでのライブ配信を行っていました!
AWSを介しての4Kライブ配信ということで、とても興味がわきました。
そして3F展示会場スペースでNTT東日本の方に話を聞くことができたの、そちらの情報も踏まえてまとめてみたいと思います。
構成
構成はこのようになっているようです。
文字にしつつ、お聞きした情報をまとめてみますと、
- 4Kカメラが会場に入っており、ステージやや下手から撮影している
- それをELEMENTALのライブエンコーダでエンコード
- Direct Connectを使ってAWS上にアップロード
- 「フレッツ・キャスト」を使ってAWS上からDirect Connectを経由、会場内のフレッツ光回線に配信
- 配信ビットレートは30Mbps
- 会場内の4箇所に配信(サミット会場の1F受付横、3F展示会場、デブコン会場に二箇所)
- 会場のモニタは84インチ!
配信まわりの詳細
構成図にないことで私の興味があったことを詳しく聞いてみました。
- ELEMENTALからAWSへのアップロードも30Mbpsで実施
- ELEMENTALライブエンコーダ側から、細切れのTSファイルをWebDAVでEC2上にアップロード
- EC2はc4.2xlargeぐらい。めちゃめちゃ良いインスタンス、ではない。
- EC2上ではストリーミングサーバ等使用せず、ApacheでHLS配信。Apacheは多少カスタマイズしているとのこと
- セグメントは4秒
- 割りと短め?と思いましたが、映像的にも4秒が安定していたそうです
- 配信のディレイは10秒から15秒ぐらい
- 3Fの展示会場奥の休憩スペースで配信でなく放送機材によるサテライト上映も行っていたのですが、確かに10~15秒ほどの遅延でした
まとめ
4Kのインターネットを使った配信なんてまだ先では、、? などと思っていましたが、すぐそこまできている印象です。(むしろ追い越された!?)
実際に配信を見ていても不安定になったり、ということはまったくなく、いたって「普通に」視聴することができました。
こちらは3F展示会場の4Kライブ配信の様子です。左下の資料の大きさ(A4サイズ)と比較することでディスプレイの大きさ、4Kの映像の美しさが少しでもお伝えできればと思います。
キーノートの時間以外にも、他のセッション中も配信を行っているようです。 明日も配信していると思われますのでみなさまも是非、AWS Summit Tokyo 2016会場で4Kのライブ配信を視聴してみてはいかがでしょうか!